イタリアの感染者と死者数が深刻
3月20日時点でイタリアの感染者数が41035人、死者が3405人と、中国の感染による死者3248人を超えました。
イタリアの感染がなぜこんなに拡大しているのでしょうか。とても不思議です。
その中で院内感染が原因ではないかという見解がありました。
当初風邪だと思って外来患者を特に消毒せずに対応していたようです。まさかコロナだとは当初思わないので、早めの対応が必要だったと今になっては思います。
イタリアは世界遺産となる建設物など観光としても人気なので中国の方の行き来は多かったので感染が広まったのかもしれません。
医者の数が少ないという理由もありましたが、日本はイタリアより医者の割合が少ないそうです。そうなると初期の対応が1番の原因なのかもしれません。
イタリアでの感染による死者の99%は感染前に持病を抱えていたことがわかりました。76%は高血圧、36%は糖尿病にかかっていました。感染者の平均年齢は63歳、死者の平均は79歳です。
イタリアの65歳以上の高齢者の割合は人口の22%で、世界では日本の次に高齢者人口の割合が高いです。
イタリアは健康な方が多いというイメージがあります。パスタやピザなど高カロリーな食事をしているイメージがあるのですが肥満者もそんなに多くないです。
その理由に健康に欠かせないオリーブオイルと魚介類を使用した「地中海料理」が健康の源という情報も以前テレビ番組などで見聞きしたことがあり地中海料理を見習おうと思ったことがありました。
ですからイタリアの方が不健康だったり免疫力がないから感染したとは個人的には思えませんでした。
一つ考えられるのはイタリア人の社交性、コミュニケーションの高さも理由にあるのではないかと思います。頬を近づけてハグをして挨拶を交わしたりフレンドリーで接しやすい国民性があります。人との距離感が近いことにより感染も拡大してしまったのではないかと思えます。
これ以上感染者が増えてしまうと治療に対応しきれなくなる可能性が高くとても心配です。
イタリアでは外出禁止措置を行っており、4月3日までとしていましたがさらに延長する方針を表明しています。外出禁止措置の効果は出ているようで感染拡大のピークは過ぎつつあるとされています。
日本では北海道が感染者が158人と全国で最も多く、感染による死者は愛知県が16人と最も多く、依然として世界規模で感染から身を守る姿勢は続ける必要があります。