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線虫を利用した「がん検診」実用化はメリットしかない。害虫が人の命を救うことに

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がん検診の革命が起きようとしています。

 

 

病気の中でも厄介である「がん」は日本人の死因1位であり、早期発見がとても大事です。がん検診をするのは良いが部位ごとに検査が違ってくるし、億劫で検査をしない人も多い。でも定期的に検査し1人でも多くの早期発見をしたい。そんな中「線虫」を利用したがん検診が実用化されようとしています。

検査に使うのは尿1滴だけなのです。九州大学大学院生物科学部門の廣津崇亮教授は2013年5月から線虫の嗅覚についての研究を始め、2015年に論文を発表されています。

研究の経緯についての記事がこちらに書かれていましたが、今までこんな事が研究されていたんだと驚きと希望でいっぱいになりました。

https://www.mugendai-web.jp/archives/5131

その検査方法は、「線虫」ががん患者の尿に集まる性質を利用したものです。がん患者は特有の匂いを発しており、尿にも匂いがあるんだそうです。線虫は嗅覚が優れており好きな匂いに集まります。がんが好きというよりは餌と匂いだと思って寄っているのではないかとされています。

しかも大腸や胃などの15種類のがんをステージ0や1の早期がんまで見つけることができるのです。検知率が95.8%という高い精度で、苦痛もなく、もうメリットしかないですね。

体の部位ごとのがん検診という目線だったのが、まずはがんがあるのかないのかをこの線虫による検査で行い、がんがあった場合はさらにどの部分のがんなのかを従来の検査で見つけるという流れになるのでとても効率がいいですね。

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検査は2020年1月から実用化される予定で、まずは一部の企業の検診で始めるそうです。これが主流になれば早期発見がし易くなります。そしてがん検診をする人も増えると思います。

線虫にかかる費用は実質数百円という事ですが、検診の値段は一万弱と言われています。値段はまだ確定したものがわかりませんが主流になって本当に数百円とか安く検査ができたらとてもありがたいですね。

 

いったい線虫ってなんだろうと思いましたが、線形動物という細長い形をした生き物で、種類もたくさんあり、海や山など様々なところに生息し、植物や人にも寄生することもあり、「害虫」にも含まれています。

体は0.3~1mmと小さいので目ではっきり確認することはできません。カビや細菌を食べます。

一見害虫と思われていた線虫が廣津教授の研究のおかげにより人の命を救う生物になるとは本当に素晴らしいですね。

 

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