コーヒーは「カフェイン」というイメージがありますが、その他にポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が多く含まれており、体に良い働きをしてくれます。
ここではコーヒーに含まれる「クロロゲン酸」と「カフェイン」の効果やコーヒーの摂取量についてまとめました。
クロロゲン酸の効果
コーヒーに含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種であり、以下の効果があります。
・抗酸化作用
・血糖値上昇を抑える
・日焼けによるメラニンの抑制
・肝機能を高める
・がんの抑制
コーヒー1杯200mlに含まれるクロロゲン酸(=ポリフェノール)は400mgです。クロロゲン酸は他にもサツマイモ、ゴボウ、リンゴなどにも含まれています。
コーヒーを飲むことで糖尿病や肝疾患、がんの発症リスクを抑えてくれる効果があるという研究結果が発表されています。ポリフェノールはいろんな食材に含まれていますが、コーヒーが好きな方でしたらぜひ日々の生活に取り入れたいですね。それから興味深いのは、メラニン抑制効果もあるというのは嬉しいです。internationalJournal of Dermatology誌での掲載内容によりますと、コーヒーを飲んだ方がシミが少ないことが明らかにされました。
ただし、クロロゲン酸を取りすぎると、インスリンの働きを抑えすぎてしまうので糖尿病の方は飲み過ぎには気をつけましょう。
コーヒーに含まれるカフェイン
カフェインの効果
・脂肪燃焼効果
・便秘解消、利尿作用
・集中力を高める、脳を覚醒する
・疲労回復
脂肪燃焼効果があるのでコーヒーを飲んでから活動するとカロリーが消費しやすくなりますまた、また、胃液の分泌を促進させる効果もありますので、便秘を解消してくれる効果もあります。お子さんや、体調が悪くなる方や妊娠中などの方はカフェインを避けた方が良いですが、健康な方であれば適量を取ると集中力を高めたり、代謝をよくしてくれる効果があります。コーヒーを飲むことで抗酸化作用、集中力やダイエット効果などが得られるので適量であれば健康的に過ごすことができます。
コーヒーには1杯200mlにカフェインが120mg含まれています。カフェインの1日の摂取量の上限の目安は400mg程度と言われており、眠気覚ましにと夜遅くに毎日カフェインを取っていると体が無理していることになりますので、休めるときにしっかり休養を取りカフェインの取りすぎには注意しましょう。またカフェインはミネラルの吸収を抑える働きもあるので貧血気味の時や頭痛など体調が悪い時は控えましょう。胃の弱い方は何も食べずに飲むと胃痛になることがありますので食後に飲むのが良いです。
コーヒーは1日何杯まで飲んで良いか
1〜2杯を基準とし、多くても3〜4杯までが適量です。
いろんな説がありますが、もちろん飲み過ぎは良くないですし、5杯以上だと逆効果という研究結果もあります。
何杯かという議論もありますが、飲む時間も大事だと思います。
夜にコーヒーを飲むと睡眠に支障が出ることもあるので飲む時間は日中にすると良いですね。