テレビ番組「梅沢富美男のズバッと聞きます」で、花田虎上さんが舞茸を1週間食前に食べるだけで中性脂肪がなんと267から159に下がったという驚きの結果をみて、舞茸はすごい食べ物だと思いました。
きのこ全般が食物繊維の多い食品なので、食前に食物繊維を食べるのは食事の吸収を緩やかにしてくれるので納得ですが、なぜ舞茸なのかと思い調べてみました。
1. 花田さんの行った「1週間まいたけファースト」の食事ルールとは
花田虎上さんが1週間行った内容は
・普段の食事の前にまいたけを食べるだけ。食事は普段通りで良い。
・1日50gを目安に食べる(50gでたった8kcalです)
という簡単なルールです。これで4日目にして2kg体重が減ったのです。さらに体調も良いとのことでした。
なぜこのような結果になるのでしょうか。
2. きのこは食物繊維が豊富、β−グルカンに注目!
以前、食物繊維について記事に書いたのですが、食物繊維は血糖値の上昇を抑える働きがあり、ダイエット効果もあります。
きのこ全般に言えますが食物繊維が豊富ですので日々の食事で積極的に食べたい食材です。
さらに、食物繊維の1種である「β−グルカン」という栄養素に注目したいのですが、これはきのこや大麦などにしか含まれていない栄養素で、免疫力を上げてくれて、ガンを予防する効果もあるすばらしい栄養素です。舞茸は他のきのこよりも含有率が高いのです。
このβ−グルカンを含んだ成分を「MDフラクション」と呼ばれていて、サプリメントとしても販売されています。
※参考リンク:寒天が最強!食物繊維を毎日摂ろう。便秘解消&ダイエットに効果
3. 舞茸はビタミンDが豊富
舞茸は特にビタミンDが他のきのこより含有量が圧倒的に多いです。
ビタミンDは成人で1日5.0μg、上限を100μgとしています。
ビタミンDは魚に多く含まれていて、例えば紅鮭は100gあたり33μgです。そして舞茸は100gあたり19μgです。50g食べるとしたらおよそ9μgになります。
舞茸50g食べるだけで1日摂取量達成ですね。
ビタミンDは日光に当たるだけで体内で合成できる栄養素なのですが、骨に効果があります。カルシウムの吸収をよくしてくれるのです。そして筋肉を作る働きを促進してくれる作用もあり、体の維持に必要な栄養素になります。
※日本食品標準成分表2015年版より引用
4. まとめ
食物繊維の含有量についてはきのこ全般ほぼ同じくらいですので、どうやら舞茸がβ–グルカンやビタミンDが豊富であることから機能活性化して結果的にダイエット効果が得られたと考えられます。舞茸に限らず、食物繊維を食前に食べるということを意識することが大切だと思いました。
飽きないように個人的にはいろんなきのこを食べるのが良いと思います。そして、舞茸が安い時に買いだめして、冷凍して使いたいときに料理していくのも良い方法だと思います。
料理について、舞茸を炒めると汁が出てしまうのですが、これもできれば捨てないで食べる方が栄養素を全部摂ることができます。この間、汁を捨てずに卵焼きに混ぜて頂きました。舞茸の味噌汁だと手軽に栄養分を全て摂取できるのでいいですね。
食前のルールから外れてしまいますが、舞茸の炊き込みご飯も美味しそうです。